メニュー
アクセス・お問い合わせ
カテゴリー別記事数

栄養ひとくちメモ(項目「病気予防・介護食」の詳細)

以下の項目は最終更新日が2014年1月11日であるため、記載内容が古くなっている可能性があります。各自ご確認の後ご利用ください。
目次

項目「病気予防」の詳細

  • これですっきり便秘の悩み
    則正しい食事で排便のリズムを整えます。水分はこまめに摂ります。大豆やアーモンド、緑黄色野菜にはビタミンEが含まれ血流がよくなり腸の働きをよくします。レバーや豚肉、落花生にはビタミンB1やパテント酸が含まれ腸の運動をよくしてくれます。白米を胚芽米にしたり、麦や、雑穀を混ぜたご飯にすると食物繊維が摂りやすくなります。
    食物繊維は腸の善玉菌を増やし、便量を増やす働きがあります。果物の果糖やクエン酸も便通をよくします。しかし、食べ過ぎは肥満に繋がります。
  • 鉄欠乏性貧血が気になるとき
    鉄分を十分にとるには
    ・1日3回栄養バランスのとれた食事をとる
    ・鉄分の多い食品を利用する
    レバー・ひじき・ワカサギ、牡蠣、大豆、小松菜、ほうれん草、アサリ、切り干し大根等
    ・鉄分の吸収を高める食品の組み合わせ
    たんぱく質やビタミンCとともにとると体内への吸収率がよくなります
    ・鉄製の調理器具を利用する
    とくに煮込む料理は効果がある
    ・胃腸を丈夫にする
  • 風邪の予防と栄養
    邪のはやる季節が近づいてきました。かぜは、温度差の激しいときや、睡眠不足などで生活が不規則になったりして抵抗力が落ちた時にひきやすくなります。かぜの予防に欠かせない栄養素をしっかり摂りましょう。
    ①たんぱく質:元気な体をつくります。(肉や魚、牛乳、卵、大豆など)
    ②ビタミンA:のどや鼻の粘膜を強くします。(人参、かぼちゃ、レバーなど)
    ③ビタミンC:免疫力を高め回復を早めます。(ミカン、キウイフルーツなど)
  • 食事による骨粗鬆症の予防
    の主原料はカルシウムです。日頃からカルシウムを積極的に摂るようにしましょう。必要な量は1日600mgです。カルシウムを多く含む食品は牛乳や乳製品、小魚、小松菜や春菊などの緑黄色野菜、ごま、ヒジキ、昆布、豆腐、油揚げなどです。毎日の食卓に、これらの材料を使って、クリームシチュー、クリーム煮、チーズ入りポテトサラダ、じゃことひじきの混ぜ寿司、わかさぎのレモンあんかけ、小松菜と凍豆腐の卵とじ、切り干し大根とクレソンの炒め物、かぶの葉と大豆の桜えびドレッシング、その他、果物のヨーグルト和え、杏仁豆腐、牛乳かん、等にもとり入れると良いでしょう。
  • 風邪の民間薬
    ①大根の輪切りに水飴をかける
    汁を少しずつ何回かに分けて飲む。(のどの痛む時、特に声がれの時)
    ②キンカンと氷砂糖
    キンカン7つ位に氷砂糖を適当に加え水でごとごと煮る。(香りがよく、飲みやすく咳の出る風邪の時)
    ③梅干しとだし昆布
    梅干し5つ位とだし昆布20cmを400ccの水を入れて煮出し、熱いうちに飲む。(体がだるい時、熱っぽい時)
    ④梅干番茶・醤油番茶
    お風呂上りや夜間に何だか風邪を引きそうな時、梅干1個を湯呑みにいれて熱い番茶をつぎ、梅干をくずしながら飲む。番茶に醤油を少々落として飲むだけでもよい。
    ⑤風邪を引いたかなと感じた時
    コップに1杯の水に酢を小さじ1杯と塩少々いれて、うがいをする。
  • 健康的なお酒の飲み方
    お酒は「百薬の長」といわれていますが、度をこすと「百厄の長」になりかねません。
    アルコールを分解する能力は人によってそれぞれ違います。
    ・適量を知ろう(アルコールを分解する能力は個人差がありますので、ここでは、通常のアルコール代謝をする働きを持った日本人の適量を示します。)
    ・主なお酒の適量の目安
    日本酒1合、ビール500ml、ウイスキー50ml、焼酎80ml、ワイン200ml
    ・肝臓に負担をかけない飲み方をしよう。
    週に2日は休肝日を設ける。
    たばこは厳禁(血管の収縮が早くなって動脈硬化を促進します。)
    ゆったりとした気分で楽しく飲む。
    食べながら飲むこと。塩辛いもの、漬物などだけを酒の肴にするのは禁物。
    夜12時以降はお酒を飲まない。
  • 健康な腸を保つために
    内の悪玉菌による有害物質が腸壁を通じ、血管を介して全身にばらまかれると、ガンや動脈硬化、認知症などを引き起こす可能性があると言われています。
    ・食事は3度、なるべく決まった時間に
    ・野菜を多く、肉類にかたよらない
    ・ヨーグルト、納豆、果物など腸の喜ぶものを
    ・水分をしっかり
    ・決まった時間に排便する習慣を
    ・継続して運動を
    ・趣味やスポーツなどでストレス解消を
  • 高齢者も料理で脳を活性化!
    の活性化をするのは、音読や単純計算だけではありません。料理を作ることでも、脳の前頭前野は大いに働きます。毎日料理を作ることは、脳の効率的なトレーニングなのです。おっくうがらずに毎日料理すれば、おなかだけでなく、脳もよろこびます。
    脳の活性化を高めるために、献立を考えることや、調理をすること(野菜をきったり、おろしたり、魚を焼いたり、豆を煮たり、など)や料理をきれいに盛り付ける事が、認知症予防にも役立つといわれています。
  • あなただけは、糖尿病にかからない?
    健康だから、自覚症状がないからと言う理由で、何も行動を起こさないでいるあなた!糖尿病にならない自信がありますか?自分の適正体重を知り、その体重を維持するために、今からできることを決めて、行動を起こしましょう。あなたは、なにをしますか?
    ・一日3食規則正しい食事?
    ・腹八分目?
    ・間食をやめる?
    ・一日20~30分の早歩き?
  • 氷食症
    食症とは、非栄養物質を脅迫的に食べたくなる異食症の一種。(定義:氷を1日製氷器1皿以上食べる)主たる原因は鉄分欠乏で、これが原因となって神経に異常をきたし食嗜好が変わってしまったと考えられる。思春期の子供たちの中に密かに隠れている氷食症という症状を知っていますか。
    未だ不明な点が多いが、口の中の体温が高く口の中を冷やすための行動ではないか・・・とも考えられている。
  • 水と健康 ~気候・体調などを常に考慮~
    に夏場は注意が必要です。手の届く所にいつもお茶を置いておき、外出の際には飲み物を携帯するなど、こまめに水分を補給するようにしましょう。一日1,000~1,500mlは、必ずとるようにしたいものです。
    また、脱水症状を見極めるには、わきの下が乾いていないかどうかで確認します。わきの下がかさついていたら、脱水症状の疑いがあるので、すぐに対処しましょう。
  • うつ病に必要な栄養素
    トレス社会の現在、うつ病の増加が問題になっています。これを予防、改善する方法は幾つかありますが、うつ病はセロトニンという脳内物質が関係しているといわれています。セロトニンの原材料は、トリプトファンというアミノ酸の一種類だけで、これは体の中では作り出せないため、食べ物から摂取するしかありません。毎日の食生活の中で過不足なく取り入れていくことが大切です。トリプトファンが比較的多く含まれる食品は、赤身肉・卵黄・バナナ・大豆・カツオ・チーズなどですが、これらをたくさん食べればよいということではなく、三食とも過不足なくバランスの取れた食生活に心掛けましょう。
  • 高齢者の栄養バランス
    齢者では食事1回の分量や、肉・魚・卵等の主菜が少なくなり、エネルギー・たんぱく質・鉄分が足りない方も見られるようです。エネルギーが足りないと、体を作るたんぱく質を燃やして使うので、赤血球や血管が材料不足となり、知らないうちに貧血・脳出血等にかかりやすくなっている場合もあります。たまに血液検査を受けてアルブミンやヘモグロビンに不足がないか確認してみましょう。

項目「介護食」の詳細

  • 魚を介護食に利用するポイント
    柔らかくするには
    1 焼き物
    ・焼いた魚を表面が柔らかくなる程度に煮る。
    ・煮魚をさっと表面に焦げ目がつく程度に焼く。
    ・水分の蒸発を防ぎ硬くならないために、アルミ箔、パラフィン紙、和紙、クッキングシートなどに包んで焼く。
    2 揚げ物
    ・揚げた後、食べやすい大きさに切り、出し汁や大根おろし等で衣が柔らかくなる程度に煮る。煮すぎると、衣がとれて煮崩れるのでパラフィン紙やクッキングシートなどに包む。
  • 野菜を介護食に利用するポイント
    ①野菜料理は煮あがってから細かく刻む。
    ②青菜類のお浸しは茹でてから、葉先を細かく刻む。
    ③材料に隠し包丁を入れたり、すりおろしてから調理する。(人参、大根、カブ等)
    ④材料の繊維を斜め輪切りにしてから煮る。
    ⑤炒め物は一度茹でてから炒める。
  • 食事介護に当たって
    事介護の必要な高齢者の障害の程度は様々ですが、人間性を尊重し、温かく接することが必要なことはいうまでもありません。一方、自立性を失わせないためには、その人の身体の残存機能を生かして、根気よく自分で食べるように工夫することも大切です。そのためには、
    ①食事の姿勢は、ベッドの角度や座椅子、座布団などで調節する。
    ②部屋は明るく清潔にし、楽しい雰囲気をつくる。
    ③衣服が汚れないように、ナプキンやエプロンを使用する。
    ④食器やテーブルクロスなどに変化を持たせ、食欲を引き出す。
    ⑤食前と食後は口腔と手指を清潔にするなどに配慮しましょう。
  • 飲み込むことが困難な高齢者への食事の配慮
    齢になると、そしゃく困難や唾液の分泌低下、あるいは脳卒中の後遺症などが原因で、食物を飲み下して、食道へ送りこむことが困難になる人が多くいます。こうした場合には、
    ①少量ずつ何回にも分けて食べる
    ②柔かく水分が少し多めの料理を
    ③ゼラチン、寒天、くずを使ってのどの通りをよく
    ④汁物は、片栗粉を用いてとろみをつけて
    ⑤お茶や水はゼリーにしたり、トロミ調整剤などでトロミをつける工夫を
  • 大豆を利用した食べやすい介護食のこつ
    豆はそのままで調理する場合は咀嚼、嚥下しにくいので、豆腐、ひきわり納豆、豆乳、湯葉のように加工した状態にすると適した食品といえます。ただし、豆腐の中でも、水分が少ない高野豆腐、黄な粉、などのような食品は、水分をふくませて調理しないと、むせこみやすいので注意が必要です。
  • その日の体調にあった食事作りを!
    高齢者の食事の援助には以下の点を考慮した対応が必要です。
    介護食作りのポイント
    ①柔かくなるまで煮込む。
    食材の切り方や煮込む順番も考えよう。
    ②ゼラチンや寒天を利用する。
    ムース、ゼリーなど
    ③葛粉、片栗粉、ご飯、などでとろみをつける。
    あんかけ風、スープや汁のとろみ
    ④卵は蒸したほうがたべやすい。
    プリン、卵豆腐、茶碗蒸しなど
    ⑤いも類はすりおろしたり、つぶしたりして料理に
    とろろ芋、マッシュポテトなど
    ⑥家族と同じ食事をミキサーにかけたりとろみをつける。
    ⑦切り方でアクセントを。
    季節感や色彩、盛り付けの工夫をする
  • 高齢者の「嚥下困難」
    水を飲むときにムセたら黄色信号、注意が必要です。牛乳を飲むときにムセたら赤信号。
    れは、飲み込む(嚥下)力が落ちていることが考えられます。加齢により、体の筋肉が落ちるのと同じように、飲み込むためのノドの筋肉が弱くなっています。まずは、ノドの筋力をアップさせるための口腔体操が効果的。そして「ムセ」ないための工夫として水分にトロミをつけてみましょう。くわしくは、栄養士に相談してください。
  • 食事介助の留意点
    ①食事は、その人個人のペースに合わせる。
    ②拒否などの感情表現がある場合は、その意味を知り、根気よく対応する。
    ③食事に集中しないときは、気分を変える。
    ④介助するときは、飲み込んだことを確認してから、次を口に運ぶ。
    ⑤熱いものを急に食べさせないようにする。
    ⑥食事中にも水分補給をする。
目次