この連載記事に関して

みなさんこんにちは。前回の記事に引き続き、主に「全国の栄養士会Webサイト作成者(ウェブサイト作成を業者に委託せずに、副業的に取り組まれている方々)」に向けた、記事を作成しました!
今回の記事では、「山梨県栄養士会Webサイトのレシピ」として、当ウェブサイトの作成に利用しているウェブサービスを完全公開しました。様々な試行錯誤を経て現状に至っているため、これらの情報を無料で公開するのは非常に惜しい気持ちもあるのですが、「全国の栄養士会Webサイト」のレベルアップ(具体的に言うと、「レスポンシブウェブデザイン」対応サイトの増加等)に少しでも貢献できたらと考え、公開することにしました。なお、今回の記事では、文章量の都合上、各項目の詳細な解説は行っていません。これらについては、今後少しずつ記載していく予定です。本ウェブサイトも、まだまだ課題を多く抱えているため、ぜひご意見やアドバイス等いただけたら幸いです。それでは、始めていきます。
山梨県栄養士会Webサイトのレシピ!利用しているウェブサービス大公開
➀レンタルサーバー
wpXクラウド(2018年9月より)

WordPressに特化した高速サーバーであるwpXクラウドのグレードAプラン(月540円)を利用しています。以前利用していたサーバーよりも、若干動作が高速化されたように感じています。PageSpeed Insightsで調べたサーバー応答時間も、0.1~0.3秒程度短縮されたようです。
wpX Speed(2019年12月より)
wpXクラウドから、wpX Speedにレンタルサーバーを変更しました。最安プランで1,200円(税抜)/月と若干高価ですが、wpXクラウドと同様に「Webフォント」サービスも付随してきますし、2019年10月時点で、WordPressの表示速度が国内一と、非常に高スペックなサーバーです。詳細が気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。

➁独自ドメイン
StarDomain(2018年2月より)

独自ドメイン「eiyouyamanashi.jp」の管理には、StarDomainを用いています。2018年10月現在の更新料は、年2,548円となっており、競合他社と比べても、比較的安価に、jpドメインを維持することができていると思います。
➂コンテンツ管理システム
WordPress

WordPressとは、簡単に説明すると、「ブログの運営を楽にするための無料のソフトウェア」のことです。ブログ以外にも、当サイトのようなウェブサイトも作成することができます。WordPressに関しては、以下のサルワカ氏の記事に分かりやすく解説されています。

無料テーマやプラグインも豊富で、一般的なブログサービスよりも、拡張性に優れています。全国の栄養士会Webサイトの中にも、WordPressを用いて作られているサイトが複数あります(↓以下は一部)。


➃WordPress 利用テーマ
Cocoon[作成者:わいひら 氏](2018年8月より)

WordPressでは、テーマを変更することでウェブサイトの見た目を簡単に一新することができます。本サイトでは、非常に質の高い無料テーマである、わいひら氏が作成されている「Cocoon」というテーマを用いています。2018年10月現在、北海道栄養士会Webサイトも同じテーマを使用されています。見ていただくとわかるように、同じテーマを用いていても、カスタマイズによって全く違うウェブデザインとなります。
なお、2018年2月~8月までは、同じくわいひら氏が作成されている「Simplicity2」というテーマを使用していました。初期デザインはシンプルですが、アレンジがしやすく、こちらも質の高い無料テーマでした。

➄解析サービス等
閲覧数の多いページやよく検索されるワード等から、今後の更新方針の示唆を得るため、GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleによる分析を行ってます。PageSpeed Insights、Nibblerについては、前回の記事で簡単に触れました。これら2つに加え、GTmetrixからも、ページ表示速度の高速化に関する情報を得ています。

Googleアナリティクス

Google Search Console
PageSpeed Insights[Google LLC]
Nibbler[Silktide Ltd.]

GTmetrix[GT.net]
➅WEBフォント
FONTPLUS[ソフトバンク・テクノロジー株式会社](2019年1月現在、利用停止中)

本サイトでは、読みやすさの向上と誤読防止に配慮して、各ページのフォントを「ユニバーサルデザイン(UD)フォント」で表示するように設定しています。サービス利用料がやや高価(最も安価な設定で月1,080円[10万PVまで])なのが少しネックですが、導入のメリットも大きいと感じています。UDフォントに関しては、以下のモリサワのページに掲載されています。

UDフォントは設定できませんが、WEBフォントを体験してみたい方は、Google Fontsを利用してみてはいかがでしょうか?「Noto Sans Japanese」はとても美しく、読みやすいフォントだと思います。
wpX Speed(2019年2月より)
レンタルサーバーに「Webフォント」サービスが付随しているため、「FONTPLUS」の利用を停止しました。
➆SNS
新着記事の更新をお知らせするため、有名SNSのTwitterとFacebookを用いています。
Facebook(2019年2月現在、利用停止中)

➇画像やイラスト
主に、新着記事のサムネイル画像作成時に、以下のサイトを用いています。PIXTAの定額制プランは、これまで紹介してきたサービスの中で最も高価(月1,980円[3点まで])ですが、使いやすい優良素材が揃っているように感じています。PAKUTASOといらすとやは非常に質が高いフリー素材のため、これだけでも十分すぎるところですが、インターネット上以外にも様々な所で使用されているため、どこかPAKUTASO感や、いらすとや感が漏れ出ている、既視感のある画像・イラストも増えつつあります(あえて親近感アップを狙って、そこを出していくという戦略もあるとは思います)。他サイトと差別化を図るという意味でも、「PIXTA」の画像・イラストは有用であると考えています。
PIXTA

pakutaso

いらすとや
まとめ
これらのウェブサービスの中で、最もおすすめできると考えているのが「WordPress」です。紹介した「Cocoon」のようなテーマを用いれば、htmlとcssの詳細な知識がなくても、前記事で紹介した「レスポンシブウェブデザイン」のサイトを作ることができます。そして、基本的にブログ形式で記事を作成することができるので、慣れてしまえば、更新の手間もそれほど大きくありません。何より、利用者が非常に多いことから、「WordPress」に関する大抵の疑問は「Google」検索で解決することができるというのも、大きなメリットです。今後は、「WordPress」や今回紹介したウェブサービス、また、本稿では掲載していない「WordPress」のプラグインに関して、より詳細な記事を掲載していく予定です。
今後も、半年に1記事程度のペースで、全国の栄養士会Webサイトの更なる質向上につながるような情報を掲載していきます。本業次第で、更新ペースが大幅に遅れる可能性もありますが、何卒、よろしくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
文責:青木慎悟(管理栄養士)
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